前回書き忘れたけど、はてなハイクがおもしろい理由は、評価される為の敷居が低いことが挙げられる。つまり、私のような無名の人でもおもしろいネタを出せば、きちっと評価されるっていうことだ。これが現在のブログの状況と大きく異なる。で、はてなハイクでそのことを書いていたネタがあったので、引用したい。

 お題「はてなハイクでありがちなこと」

ホッテントリにありがちな知名度によるピラミッド構造がない(現時点では)
(ブログだと同じ内容でも知名度の高い人しかホッテントリされないがハイクでは純粋にネタのみで判断される)

http://h.hatena.ne.jp/keyword/%E3%81%AF%E3%81%A6%E3%81%AA%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%81%A7%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%8C%E3%81%A1%E3%81%AA%E3%81%93%E3%81%A8

ホッテントリというのは、はてな語のことで、要するに人気エントリということだ。現在、ブログで人気エントリになるのは有名ブロガーのばかりだ。たとえ同じ内容のエントリを書いたとしても、知名度によって人気エントリになるかどうか大きく変わってくる。これが大多数のブロガーのモチベーション低下につながるのではないかなと、少し思うのだ。

以前、ブログはまだまだおもしろくなる(と思う)というお気楽エントリを書いたが、今は少し違うのではないかと思い始めている。いや、確かにまだまだブログがおもしろくなる要素はあると思うし、いわゆるアルファブロガーの数や、分野だって両方足りないだろうとは思うし、ブログをまだ書いていない、様々な分野にいるおもしろい人はいるだろう。だけどその前に今のブログの状況は、私を含めた大多数の無名なブロガーにとってはあまり「おもしろくない状況」だと言える。

今のブログの新規参入者に対する参入障壁のようなものはものすごく高い。何年も前からブログをやっている人で、今のブログの新規参入障壁の高さを分かっている人は、あんまりいない。そういった人たちのブログを読んでいると、初めてブログを更新し始めた時のユニークユーザー数は、30〜40ぐらいだと思っている人が多い。私の場合は初日のユニークユーザー数は15だった。次の日が5だった。初日は、新規ブログの欄に表示されるので、この数でも多かったのだ。しかし、3日目からは1人か2人しか見ていない日が1か月ぐらい本当に続いた。自分自身がアクセスしているのもカウントされているので、ユニークユーザー数が1の時は、自分しか見ていなかったということだ。

まあ、ブログを始めた時は、livedoorブログは初期設定でping送信をしない設定になっていて、それに気付かずプライベートモードで更新し続けていたからそうなったという理由もある。だけど、ヤフーやグーグル等、10のpingを送信し始めても、(私を含めて)2人か3人しか見ていない日が続いた。これではヤバいと思い、色んな所にトラックバックを送ったりした。注目を集める為にホットな話題に便乗する意図が全くなかったと言えば、嘘になる。自分が言及できる範囲内で確かにホットな話題に便乗して、アクセスを稼ごうとしたのは事実だし、多分これからもある程度はそうするだろう。

今日でちょうどブログを始めて丸4か月だが、現在このブログの平均ユニークユーザー数は20強だ。本当に少しずつではあるが、これでもブログをはじめた時に比べれば、かなり「増えた」のだ。ブログをはじめて3か月以内で半分以上の人がブログをやめるという記事を読んだことがある。主な理由は、ネタがなくなったから、とか書いても反応がない、というのが大きな理由だと思う。書くネタがなくなったというのは仕方がないと思うけど、アクセスが全くないから(あるいは反応が返ってこないから)ブログをやっても虚しくてやめていくケースはもったいないと思うし、また残念だと思う。そういった気持は痛いほどわかる。私も自分しか見ていない日が何日も続いていた頃はかなりつらかった。

このブログの場合、まだコメントもトラックバックも全然少ないけれど、それでも今の私に少しだけ心に余裕があるのは、ブラウザのブックマークに登録してくれているのであろうアクセスが、いくつか確認できるからだ。「ああ、コメントとかはしなくとも、定期的に読んでくれているのだな」と思うと、やはり嬉しい。ブックマークに登録してくれている方、ありがとうございます。

誰だって自分を肯定されたいだろう。自分のエントリを少しでも多くの人に読んでもらいたいだろう。ブログをパブリックモードで使用している人なら尚更だ。でも現在のブログの状況はそうではない。エントリを書いても誰にも見られていない状況というのは本当に辛い。「Web2.0によって、一個人でも情報発信が可能になった」と様々な所で喧伝されているけど、結局私達大多数の無名な個人の声は届かないのが現状だ。

トラフィックを集めるコツはひたすら内容のあるエントリを書き続けることだ、という論を有名ブロガーのエントリから読むことがある。私はこういうエントリを見るとき少しイラッときてしまう。確かにWebの発展の為にはそうするのが一番だろうし、またエントリの内容を濃くすることがトラフィックを集める王道であるだろうとは思う。しかし、さも自分がブログの内容だけで多くのアクセスを稼いでいるかのように錯覚している有名ブロガーには、少し腹が立つというのが本音だ。

あなたはブログを始める前から有名だったから、(私達無名ブロガーに比べて)楽にアクセスを稼ぐことができたのだろうと言いたくなる。別に誰だとは言わないが。多分だけど、私だけではなく、有名ブロガーに対するルサンチマンのようなものを鬱積している無名ブロガーは、多いのではないかと思う。

またそもそも論として、私のような無名ブロガーはどんな記事を書いてもまず読んでもらうことができないという問題がある。既にある程度のトラフィックを稼いでいるブログなら、内容のあるエントリを書く → たくさんブクマされる、リンクを貼られる → トラフィックが増える → また内容のあるエントリを書く → 前より多くのブクマがつく、リンクが貼られるという好循環に入れる。

そして、数年前だったらその「既にある程度のトラフィックを稼ぐ」というのはそれほど敷居の高いことではなかったのかもしれない。しかし、最近始めたばかりの大多数の無名ブロガーは、最初の段階でアクセスが無いから、その好循環に入っていきにくいのだ。そこらへんの事情を無視し、「いい内容を書けば、その内アクセスは増える」と、のたまうのは「いい物を作れば宣伝しなくても売れる」というのと同じぐらい非現実的である。

少し脱線してしまったが、要するにブログでは、純粋な内容で評価されるわけではなく、知名度などによって大きく評価が変わってしまうことが、ブログの発展についてはマイナスの影響も大きいのではないか、ということが言いたいのだ。だからと言って具体的にどうすればいいのか私にはわからないので、このエントリは生産的なものではないかもしれないが。

まあブログ界全体がどうなろうとも、このブログがおもしろくなるかどうかは、私のモチベーション次第ということに変わりはない。結論は前のエントリと同じで、自分のブログをおもしろくすることに集中しよう、ということではあるのだけど。


1月23日追記  誤解の無いように付け加えると、別にふてくされているわけではありません。そうではなくて、今のブログ界の現状はエントリの内容だけで高く評価されるわけではないし、いい内容のものを書いたとしても注目されるわけではないということを言いたいのです。もちろん現在の私は、エントリの内容は言うまでもなく、「自己セールス力」も無いがために、多くの人に読んでもらえることができていないという現状は認識しています。だから少しでも多くの人に読んでもらおうと考えたら、「自己セールス力」を上げる必要があるとは思っています。


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